署名提出の報告です

「再処理凍結と高レベル廃液の絶対安全管理を求める全国署名」95694筆を内閣府に提出してきました。署名提出４団体（花とハーブの里、三陸の海を放射能から守る岩手の会、三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会、いわて生協）とPEACE LAND、豊かな三陸の海を守る会、こどもたちの教育と未来を考える会のみなさん計８人が17時内閣府の建物に入り、入口近くの小部屋に通されました。

　参議院議員会館の市民集会、各省庁ヒアリング会場からみんなで運んだ署名を机上に積み上げてから、花とハーブの里菊川慶子さんが署名と筆数を読み上げ、内閣府大臣官房総務課山田哲範調査役に提出しました。

事前に「内閣府への署名は提出だけで終わり」と聞いておりましたが、山田調査役から「この際ご要望があればお話下さい」という申し出があり

・国の各種審議委員会の委員を民主的・公正な選出をしてほしい。

・海に放射能を流さない法の制定をしてほしい

・原発では放出濃度規制があり、再処理では規制がない二重規制はおかしい。

・原子力安全・保安院を経産省から内閣府など他の機関に移してほしい。

など要望しました。もう一人の担当官がメモをとっておりました。

山田調査役は「署名と今の要望について原子力委員会、原子力安全委員会の委員そして総理大臣に確かにお伝えします」と丁寧な対応でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　順が前後してしまいました。

　「署名提出市民集会」は13時半から14時半まで約50名の参加者のもと行われました。須賀原さんに司会をして頂き主催者から経過報告と六ヶ所周辺環境の放射能汚染と高レベル廃液の危険性について署名の趣旨について私から話しをさせてもらいました。ついで署名に係わった各団体からのお話、その後自由に意見表明があり武藤さんの集会宣言で閉会しました。その間、その都度民主党大島議員や１０名ほどの各秘書さんからの挨拶を頂きました。

　ついで、15時から「院内各省庁ヒアリング」が行われました。こちらは川田龍平参

議院議員の進行で行われました。65名ほどの参加でした。

参加省庁と担当者名は以下の通りです。11名の出席、3名の名前所属は不明。

【経済産業省】

　・資源エネルギー庁　電力・ガス事業部　核燃料サイクル産業課　有馬課長補佐

　・原子力安全・保安院　核燃料サイクル規制課　　　　　　　　　今井課長補佐

　・　　同上　　　　　　原子力防災課　　　　　　　　　　　　（以下お名前は省略）

【内閣府】

　・政策統括官　参事官補佐（原子力政策担当）　　　　　　　　　

　・原子力安全委員会　総務課　総括係長　　　　　　　　　　　　

　・　　同上　　　　　審査指針課　総括係長　　　　　　　　　　

【水産庁】

　・漁場資源課　生態系保全室　補佐　　　　　　　　　　　　　

【環境省】

　・総合環境政策局　総務課　企画法令係　係長　　　　　　　　　

　ここでのやりとりについては、ミニコミ紙第81号を大信田さんが今編集中ですのでそちらを後ほどご覧下さい。ただ、権限がない担当官であり、その域を出ない回答だったことをお伝えしておきます。しかし署名して頂いたみなさんの思いはぶつけることができたように思います。

　この合間を縫って、「豊かな三陸の海を守る会」田村会長ほかのみなさんが岩手県選出の国会議員回りをされていました。

　首都圏のみなさんには、週の中日にもかかわらず多数お集まり頂き、会場作りや受

付案内、署名運搬までお手伝いいただきありがたかったです。また会を盛り上げて

頂きました。また青森、岩手、宮城のみなさん遠路お疲れさまでした。

　最後になりましたが、川田龍平議員をはじめ事務所のみなさんには２年前の2007

年11月5日の署名提出（92387筆）以来、今回も窓口になって頂き政権交代のため、各省庁とのやり取りなど難しい局面もあったようですがうまくまとめて頂き無事終えることができ感謝しております。

岩手日報、毎日新聞に署名提出について掲載されていました。また週間金曜日が取材

に見えていました（29日発行に掲載とのこと）。

署名提出の報告と致します。ご協力ありがとうございました。

（ミニコミ紙第81号署名提出特集もご覧下さい）