2011年4月27日
青森県知事 三村申吾様
提出団体 花とハーブの里 （青森県上北郡六ヶ所村）
PEACE LAND (青森県八戸市)
青森県保険医協会 （青森県青森市）
三陸の海を放射能から守る岩手の会（岩手県盛岡市）
再処理工場における想定外大地震による
放射能環境放出事故防止に関わる緊急要請書
拝啓
日頃 青森県民の福祉向上のためご尽力頂き感謝申し上げます。
さて、３月１１日発生した大地震・大津波により東京電力福島第一原発で電源喪失・補助ディーゼル電源不起動そして完全に電源が喪失してしまいました。これにより炉心や燃料プールの冷却が止まり、燃料棒が露出し相次ぐ水素爆発により大量の放射能が環境へ放出されました。原子力史上稀に見るINES(国際原子力事象評価尺度)レベル７という大事故に発展してしまいました。放射能を閉じ込める原発５重の壁は簡単に崩れ去り、空へ海へと放射能が撒き散らされ現在も放出が継続されています。
私達は地震による大事故の可能性は原発よりも六ヶ所再処理工場であろうと予測してきました。なぜならば、再処理は化学工場でありその配管の長さは1300ｋｍもあること、危険な有機溶剤TBPや硝酸が大量に使用されていること。加えてプルトニウムを抽出するという目的のため、本来閉じ込めておくべき放射性物質をせん断溶解し、殆どの工程は遠隔操作によらなければならないこと。核分裂生成物の濃厚廃液が最終的に生成されそれをガラス固化しなければならないこと。さらにウランの核分裂生成物による崩壊熱を長期間除去しなければならないこと。プルトニウムによる臨界事故の危険があること。これらのことは大地震時同時多発的事故の可能性を高め、高放射線下現場に近づけないといった状況となり、それが過酷事故を誘発し、大量の放射能を放出し北半球を覆う破滅的大災害となることが想定されます。（資料１、資料２）
この危険な工場がこの地震激動期に高レベル廃液を抱え試験運転中であり、私達の生命やこの国の存続に関わる大事故の確率が相当高まっていると判断せざるを得ません。
現在３月11日の東日本大地震に関わり、大きな余震の発生が予測されています。2008年５月には変動地形学者が日本原燃再処理工場直下に活断層が存在し、最大でM8の地震が起きる可能性を指摘しております。
私達はこの愛すべき地に末永く住み生き続けたいという極めて当然で素朴な願いを持っております。青森県知事におかれましては福島第一原発事故やチェルノブイリ事故により土地を追われた避難民と同様な目に青森県民や周辺道県民を陥れない決意を固められておられることと存じます。事故が起こってからでは取り返しがつきません。
以上の主旨により下記について日本原燃に厳しく申し入れご指導して頂きたくお願い申し上げます。
【緊急要請事項】
１．高レベル放射性廃液の絶対的安全管理を日本原燃に要請してください。
＊私たちが最も心配している事故は、現在240ｍ3貯蔵されている高レベル放射性廃液（以下高レベル廃液）が電源喪失等の事故により廃液が冷却できなくなり自己崩壊熱により約15時間で沸騰しはじめ環境へ放射能が大量に放出されることです。また、高レベル廃液は強い放射線下放射線分解水素が発生し、掃気されない場合、数時間で貯蔵タンク内において爆発限界を上回る濃度になる可能性があり、簡単に水素爆発が起こる可能性があります。
２．すべての電源が停止したときにでも放射能を外部に漏らさないため、最悪の場合の備えを要請して
ください。
（以上）
連絡先 ○ 花とハーブの里
〒039-3215 上北郡六ヶ所村倉内笹崎1521 菊川慶子
電話・FAX 0175-74-2522
賛同19団体
岩手有機農業研究会（岩手県盛岡市）
無限洞（岩手県盛岡市）
子どもと海と空の会（岩手県花巻市）
豊かな三陸の海を守る会（岩手県宮古市）
三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会（わかめの会）（宮城県仙台市）
NPO地球とともに（宮城県石巻市）
パプアニューギニア海産（宮城県石巻市）
石巻LOVE EARTHおしゃべり会（宮城県石巻市）
サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン（東京都）
核のごみキャンペーン・中部（愛知県）
玄海原発プルサーマル裁判の会（佐賀県）
玄海原発プルサーマル裁判を支える会（佐賀県）
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会（佐賀県）
原発さよなら四国ネットワーク（四国）
原発を考える品川の女たち（東京都）
足元から地球温暖化を考える市民ネット
東京・原発・核燃とめようかい（東京都）
ふぇみん婦人民主クラブ（東京都）
ストップ原発＆再処理意見広告の会（東京都）
2011年4月27日
六ヶ所村長 古川健治様
提出団体 花とハーブの里 （青森県上北郡六ヶ所村）
PEACE LAND (青森県八戸市)
青森保険医協会 （青森県青森市）
三陸の海を放射能から守る岩手の会（岩手県盛岡市）
再処理工場における想定外大地震による
放射能環境放出事故防止に関わる緊急要請書
拝啓
日頃六ヶ所村民の福祉向上のためご尽力頂き感謝申し上げます。
さて、３月１１日発生した大地震・大津波により東京電力福島第一原発で電源喪失・補助ディーゼル電源不起動そして完全に電源が喪失してしまいました。これにより炉心や燃料プールの冷却が止まり、燃料棒が露出し相次ぐ水素爆発により大量の放射能が環境へ放出されました。原子力史上稀に見るINES(国際原子力事象評価尺度)レベル７という大事故に発展してしまいました。放射能を閉じ込める原発５重の壁は簡単に崩れ去り、空へ海へと放射能が撒き散らされ現在も放出が継続されています。
私達は地震による大事故の可能性は原発よりも六ヶ所再処理工場であろうと予測してきました。なぜならば、再処理は化学工場でありその配管の長さは1300ｋｍもあること、危険な有機溶剤TBPや硝酸が大量に使用されていること。加えてプルトニウムを抽出するという目的のため、本来閉じ込めておくべき放射性物質をせん断溶解し、殆どの工程は遠隔操作によらなければならないこと。核分裂生成物の濃厚廃液が最終的に生成されそれをガラス固化しなければならないこと。さらにウランの核分裂生成物による崩壊熱を長期間除去しなければならないこと。プルトニウムによる臨界事故の危険があること。これらのことは大地震時同時多発的事故の可能性を高め、高放射線下現場に近づけないといった状況となり、それが過酷事故を誘発し、大量の放射能を放出し北半球を覆う破滅的大災害となることが想定されます。（資料１、資料２）
この危険な工場がこの地震激動期に高レベル廃液を抱え試験運転中であり、私達の生命やこの国の存続に関わる大事故の確率が相当高まっていると判断せざるを得ません。
現在３月11日の東日本大地震に関わり、大きな余震の発生が予測されています。2008年５月には変動地形学者が日本原燃再処理工場直下に活断層が存在し、最大でM8の地震が起きる可能性を指摘しております。
私達はこの愛すべき地に末永く住み生き続けたいという極めて当然で素朴な願いを持っております。六ヶ所村長には福島第一原発事故やチェルノブイリ事故により土地を追われた避難民と同様な目に六ヶ所村民や青森県民を陥れない決意を固められておられることと存じます。事故が起こってからでは取り返しがつきません。
以上の主旨により下記について日本原燃に厳しく申し入れご指導して頂きたくお願い申し上げます。
【緊急要請事項】
１． 高レベル放射性廃液の絶対的安全管理を日本原燃に要請してください。
＊私たちが最も心配している事故は、現在240ｍ3貯蔵されている高レベル放射性廃液（以下高レベル廃液）が電源喪失等の事故により廃液が冷却できなくなり自己崩壊熱により約15時間で沸騰しはじめ環境へ放射能が大量に放出されることです。また、高レベル廃液は強い放射線下放射線分解水素が発生し、掃気されない場合、数時間で貯蔵タンク内において爆発限界を上回る濃度になる可能性があり、簡単に水素爆発が起こる可能性があります。
２．すべての電源が停止したときにでも放射能を外部に漏らさないため、最悪の場合の備えを要請して
ください。
連絡先 ○ 花とハーブの里
〒039-3215 上北郡六ヶ所村倉内笹崎1521 菊川慶子
電話・FAX 0175-74-2522
賛同19団体
岩手有機農業研究会（岩手県盛岡市）
無限洞（岩手県盛岡市）
子どもと海と空の会（岩手県花巻市）
豊かな三陸の海を守る会（岩手県宮古市）
三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会（わかめの会）（宮城県仙台市）
NPO地球とともに（宮城県石巻市）
パプアニューギニア海産（宮城県石巻市）
石巻LOVE EARTHおしゃべり会（宮城県石巻市）
サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン（東京都）
核のごみキャンペーン・中部（愛知県）
玄海原発プルサーマル裁判の会（佐賀県）
玄海原発プルサーマル裁判を支える会（佐賀県）
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会（佐賀県）
原発さよなら四国ネットワーク（四国）
原発を考える品川の女たち（東京都）
足元から地球温暖化を考える市民ネット
東京・原発・核燃とめようかい（東京都）
ふぇみん婦人民主クラブ（東京都）
ストップ原発＆再処理・意見広告の会（東京都）